温泉学会 霧島温泉郷 温泉情報交換会のご案内
温泉学会副会長
霧島温泉郷 温泉情報交換会実行委員長
大川哲次(第8回世話人)
1,本年9月9日と10日、霧島温泉にて温泉学会主催の温泉情報交換会が開催される。霧島温泉での温泉学会の開催は、平成26年9月13日と14日に開催された全国大会に続いて二度目である。
温泉学会は、平成15年に関西を中心として発足した市民の立場に立って、より良き本まもんの温泉を享受できることを考える市民参加型の学会だ。霧島温泉が存在する日本で最初に国立公園に指定された「霧島錦江湾国立公園」の特徴としては火山活動によって形成された特色のある地形やミヤマキリシマを代表とする多種多様な植生、そして豊富で良質な温泉群が挙げられる。
2,「霧島温泉」は、日本百名山の一つの霧島山(韓国岳)の南麗にあって、新湯、林田、硫黄谷、丸尾、湯之谷などの温泉を合わせた温泉郷であって、良質で効能の高い天然温泉として国民保養温泉にも指定されている。大分県別府温泉郷と並び、温泉の代表泉質10種類のうちラジウム泉を除いた9種類が揃っている全国でも有数の温泉の宝庫だ。さらに山から海まで変化に富む自然環境と南国でも快適さを得られる高原型気候にも恵まれた魅力一杯の温泉地である。
3,今回情報交換会の開催される「旅行人山荘」は、霧島温泉郷の中心にある丸尾温泉の温泉街から少し離れた見晴らしのいい標高700mの高台に建つ。周りは約5万坪の専用散策林に囲まれた素晴らしい自然環境の中に位置する。「丸尾温泉」の歴史は古く、1819年(文政2年)狩人の横尾権太が狩猟中に発見したと言い伝えられる。その後、地元の人の湯治場や軍人、名士の別荘地として利用された。40年代初めからは新婚旅行ブームも重なって、観光温泉地として急速に発展してきた。旅行人山荘は、大正6年にその前身の丸尾温泉旅館として初代が丸尾温泉の中心地で創業し、昭和43年に霧島プリンスホテルとして2代目が現在の場所に新たにホテルを建築して、主に新婚旅行用ホテルとして再オープン。その後の平成9年に「旅行人山荘」と宿名を変え、平成10年からは蔵前壮一氏が3代目代表としてその経営を引き継いだ。今は壮一氏の長男蔵前仁宣氏が4代目代表としてこの宿を支える。
現在まで日本の温泉1980ヶ所以上に入湯している温泉大好き人間の私が、九州の中で最も好きな温泉宿の一つがここ旅行人山荘である。この宿の基本コンセプトは、「旅行人山荘でのひとときがお客様の幸せなひとときであること」。
4,「旅行人山荘」は沢山の魅力にあふれる。まず1つ目の魅力は、自然湧出の源泉掛け流しで、2種類の良質の天然温泉に入湯できること。一種類目は文政2年に発見された単純温泉(低張性・中性・高温泉)で、泉温62,4℃、PH値6,8の肌に優しくて多種多様な成分を含み、疲労回復・神経痛・リューマチ・切り傷・痛風・便秘などに効能。大浴場(錦江の湯と大隅の湯)の内湯と貸切露天風呂のもみじの湯・ひのきの湯に使用。もう一種類は硫黄泉で、泉温65,3℃、PH値5,3で、天候や気温などで温泉の色が変化するのが特徴。血液の循環を良くし、心臓病・高血圧症・末梢循環障害などに効能。大浴場の露天風呂と貸切露天風呂の赤松の湯・鹿の湯に使用。またこの宿の風呂としては、先ず2つの大浴場の内風呂と露天風呂で、明朝で男女が入れ替わる。他に、歩いて行く林の中のこの宿自慢の貸切露天風呂(宿泊者は無料)として,「赤松の湯」・「もみじの湯」・「ひのきの湯」・「鹿の湯」があって、大自然の中で美しい新緑や紅葉を見ながらゆっくり入浴することができる。足湯「龍石の湯」もある。
次に2つ目の魅力は、霧島の高台の林に囲まれた約5万坪の敷地の中で、森林浴、散策などを楽しみながら四季折々の移り変わる自然を存分に味わえること。3つ目の魅力は、温泉街から離れた高台の一軒家の宿で静かにゆっくりと過ごすことができ、客室、レストラン、風呂などから天気の良い日には噴煙の上がる桜島、錦江湾、遠く開聞岳などの素晴らしい景色を見ることができること。4つ目の魅力は、旬の野菜、山菜などの食材や地元産の黒豚や赤鶏を使った四季折々の会席風料理を美味しく味わうことができること。黒豚の入った大隅鍋は、この宿の名物料理。5つ目の魅力は、真心のこもった素朴で気持ちのよい接客を受けることができること。蔵前氏らの日々の指導や専門講師を呼んでの研修の実施などによってより一層のサービスの向上を目指す。他にも、館内にはバルコニーや休憩室があって、ゆっくりと落ち着いた自分だけのプライベートな時間や空間を楽しむことができること、館内の旅行人ギャラリーを、ジャンルを問わないアート表現の場として開放し、そこでミニコンサート、絵画展、写真展などの各種イベントを楽しむことができること、宿への入口から玄関に至るまでの道中に設置されている与謝野晶子、山口誓子、野口雨情、若山牧水、斉藤茂吉など有名歌人のよんだ30の歌碑を楽しむことができることなど他にはないこの宿の魅力である。
5.4代目の蔵前仁宣氏は、「これからも旅行人山荘の3つの理念である①恵まれた環境に感謝し、自然を大切にすること、②お客様に感謝し、親切な心を大事にすること、③宿はお客様に幸せと癒しを感じていただく社会貢献的な存在であるから、お客様からの信頼を得られることを第一に、より一層愛される温泉宿を目指していきたい。」と話している。
6.以上霧島温泉や旅行人山荘の沢山の魅力に存分に触れて、九州や鹿児島の島々の温泉などを中心とするいろいろな温泉情報を活発に交換し合うため、9月9日と10日の温泉情報交換会に是非ご参加ください。現地霧島温泉でお待ちしております。
2023年7月吉日
記
会場 鹿児島県 霧島温泉郷 旅行人山荘(鹿児島県霧島市牧園町高千穂3865)
日程・プログラム:
9月8日(金)理事会(15:00~)
第1日目:9月9日(土)
13:30~ 受付開始
14:00~14:15 開会の辞:温泉学会会長 藤田 勝利
歓迎の挨拶:霧島市商工観光部課長 山口 清行氏
14:20~15:00 基調講演「 温泉にまつわる「旅人心と秋の空」 」
鹿児島県観光連盟前理事長 倉野 満氏
15:00~15:10 休憩
15:10~16:40 温泉トーク
- 「私の好きな温泉」
登壇者 藤田 勝利氏、大川 哲次氏、田中 敏滋氏、倉野 満氏、吉永 大悟氏
*事務局連絡: 16:40~16:45
(温泉学会員) (一般参加者)
16:45~17:15:会員臨時総会 16:45~17:00:宿舎への移動
17:15~18:30:温泉入浴タイム 17:00~18:30:温泉入浴タイム
18:30~20:30 夕食懇親会(旅行人山荘)
第2日目:9月10日(日)
9:00~ 温泉学会会員 自由論題
9:00~9:40 ①「北海道で出会った魅力ある温泉の数々」 温泉学会会員 山崎 靖氏
9:45~10:25 ②「ドラマにみる温泉汚水問題: イプセンの『民衆の敵』を考える」温泉学会会員 及川正博氏
10:30~11:10 ③「 」温泉学会会員 吉永大悟氏
11:00~11:15 閉会の辞:温泉学会 副会長 大川哲次
ご案内
※11:15以降は自由行動とします。
※9月9日の往路は鹿児島空港 12:45発 旅行人山荘着 バスで送迎あり(25名)。
9月10日の復路は旅行人山荘 11:30発 鹿児島空港着 バスで送迎あり。(25名)
- 大会参加費:情報交換会では資料作成は致しませんので参加費は無料です。
- 懇親会場・温泉学会指定宿: 霧島温泉郷 旅行人山荘
〒899-6603 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3865
TEL:0995-78-2831 (代) FAX:0995-78-2031
- 宿泊・懇親会のご案内
今回の情報交換会に参加される方限定で、会場となる旅行人山荘にお泊りの方の為に下記宿泊プランをご用意頂いています。大変お得なプランとなっておりますので是非ご検討下さい。
申込方法の詳細は、下の申し込みフォームボタンよりお申し込み下さい。
*温泉学会指定宿 旅行人山荘
温泉学会用 宿泊料金(一泊夕食懇親会、朝食込み 入湯税込み)
飲み放題プラン
9月8日 ・1名部屋 22,500円(一人税込)
・2~4名部屋 15,500円(一人税込)
9月9日 ・1人部屋 25,500円(一人税込)
・2~4人部屋 18,500円(一人税込)
*旅行人山荘以外にお泊りの方、または宿泊をしないで夕食懇親会のみ参加される方は、夕食懇親会費として6,000円(一人税込)を当日徴収致しますのでご了承下さい。
- 情報交換会参加および宿泊・懇親会の申し込み
*情報交換会参加、懇親会の参加、及び旅行人山荘への宿泊のお申し込みは下の申し込みフォームボタンよりお申込みください。
*旅行人山荘以外にご宿泊の方は各自で宿泊先を手配ください。
*旅行人山荘に電話で予約される場合は、必ず「9月9日の温泉情報交換会に参加」の旨をお知らせ下さい。あわせてお名前(漢字)、郵便番号、住所、電話番号もお知らせ下さい。
*旅行人山荘宿泊の相部屋の場合の部屋割りについては、温泉学会で調整をさせて頂きますのでご了承下さい。
*宿泊料金の精算は、チェックインの際にお願いします。
(現地にて、部屋割り確認が必要なため)
*懇親会のみ参加される方も、直接、旅行人山荘にお申し込み下さい。申込は旅行人山荘に同封の参加回答書によるFAXかお電話にて申し込み下さい。
*申し込み締め切り日は8月10日(木)とします。
*個人の都合によりキャンセルが生じた場合は、宿のルールに従い各自で、対応下さい。
このイベントは終了致しました。